著書『競馬と鉄道』が嬉しい映像化、近日放映!

2019年04月13日(土) 12:00

馬事文化賞受賞の効果は絶大

 おかげさまで2018年のJRA賞馬事文化賞を頂戴した私。受賞作となった拙著「競馬と鉄道 あの“競馬場駅”は、こうしてできた」は、交通新聞社新書シリーズの発刊が今年で10周年を迎え、その記念フェアが実施されるのに伴い、先ごろ再重版も行われました。何ともウレシイ話であります。

 そして今回は、“ウレシイついで”のお知らせ。「競馬と鉄道」が、本だけではなくテレビ番組にもなってしまったのです!

 しかもそれは1つじゃありません。まずはグリーンチャンネルで放送されている「草野仁のGateJ.プラス」。毎年、馬事文化賞受賞者を招いて話を聞くという企画があり、今回は私にお声がけいただいたという次第です。

 その収録が今月4日にありました。おそれ多くも草野さんと言えば、在籍した局こそ違いますがアナウンサーの大先輩。司会者ではなくゲストとして呼ばれたわけですから、気楽に喋ればいいとは思っていたものの、いざステージに上がると妙に緊張しちゃいました。「大先輩に失礼なことがあってはいけない」という気持ちが強かったのかもしれません。

 番組の中では、子供の頃の写真もご披露させていただいています。これは本邦初公開。「そんなもの見たってしょうがない」という方もいらっしゃるはずですが、みなさんにお楽しみいただけるよう、いろいろお話ししたつもりなので、ぜひご覧ください。前編が5月2日、後編は同16日に放送される予定です。

 そしてもう1つが「ウマテツ!〜競馬と鉄道〜」という5分枠のミニ番組。相方の女性と私との2人で競馬場駅と競馬場の周辺を歩いて、両者の深い関係をご紹介するというものです。

 これぞまさに、私の本の映像化。企画していただいた方によれば、「ブラタモリ」の“競馬版”をイメージしたとのことです。

 こちらも、すでに前編となる東京競馬場編のロケを済ませました。当日は京王線の府中競馬正門前駅や、国鉄東京競馬場前駅跡などをブラリ。近々、後編の阪神競馬場編のロケを敢行することになっています。

 制作はKBS京都。同局のほか、サンテレビ、三重テレビ、BS11(イレブン)でも放送されます。番組のスタートは、KBS京都が今月24日の19時55分から、サンテレビが同25日の深夜26時(26日午前2時)から、三重テレビが同25日の17時35分から、BS11が同27日の20時55分からです。

 今回はひとまず東京編と阪神編を放送。評判がよければ中山編や京都編など、続編制作に至る可能性もあります。本もそうですが、競馬ファンにも鉄道ファンにもお楽しみいただける内容に仕上げますので、こちらもなにとぞよろしくお願いします。

 そのほか、5月から6月にかけて、ウインズや競馬場での「競馬と鉄道」イベントが実施される予定です。それらはまた決まり次第お知らせします。馬事文化賞受賞の効果は絶大。これには、本を書いた当人が驚いています!

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

関連情報

新着コラム

コラムを探す