2019年04月15日(月) 18:00
「アタマ、ハナ」差の激戦を制し、サートゥルナーリア(父ロードカナロア)が無敗の4戦4勝のままクラシックホースとなった。
レース全体の流れは「59秒1-59秒0」=1分58秒1。紛れの生じにくい平均バランスが刻まれた結果、上位4着までを「1、4、3、2」番人気馬が独占することになった。特筆すべきは、決して緩い流れの上がりだけの勝負ではなく、皐月賞レコードとわずか0秒3差の高速決着でありながら、注目馬がスパートした後半3ハロン(34秒7)のラップは「→11秒7-11秒6-11秒4」。
尻上がりにラップが上がっていること。レース上がり34秒台は必ずしも珍しい記録ではない。ただ、皐月賞が1分59秒9以内のタイムで決着したケースは今年で13回目。高速決着でありながら・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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