反骨コンビの人馬の大仕事に期待したい/天皇賞・春

2019年04月27日(土) 18:00

父の精神をもっとも良く受け継いだ産駒かもしれない

 4歳エタリオウ(父ステイゴールド)は、2歳秋の未勝利戦を勝っただけの1勝馬【1-7-0-2】。詰めの甘さに泣く印象を与えるが、日本ダービーの4着(0秒2差)は後方から猛然と伸びて上がり33秒5。上位入賞組では断然No.1だった。

 秋の神戸新聞杯2着も外から鋭く伸びて最速の33秒9。菊花賞はあまりのスロー(最後だけ10秒7-11秒3)に、フィエールマンにハナ差だけ切れ負けしたが、早めにスパートして上がりは最速タイの33秒9。鋭さを爆発させた地点が違っただけでフィエールマンと同じ上がり。ゴール前は差し返す勢いだった。勝ち運がないのは事実だが、詰めが甘いわけではない。

 種牡馬ステイゴールドの最大の功績は、オルフェーヴル、ゴールドシップ、フェノーメノ…など、自身を超える・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す