2019年05月13日(月) 20:01
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【丹下日出夫のPOG手帖】『POGの王道』でおなじみの丹下日出夫が、ダイジェスト映像とともに週末に行われた全3歳戦のなかから、今後クラシック戦線で有力になるであろう若駒たちをピックアップしてご紹介! 1週スライドして行われたプリンシパルSは、トーセンラー産駒ザダルがゴール直前で先頭に立ち最後の切符を獲得。持久力と瞬発力両方を問われるタフなレースをこなした同馬なら、近いうちに重賞タイトル獲得も夢じゃない! 他にも勢いにのる豪州の天才、ダミアン・レーン騎手の絶妙なエスコートに導かれ、末脚をさく裂させたヴァンランディの夏木立賞など、今週は4レースをお届けします。(※評価はS〜Eの6段階)
■12日(日):東京10R・プリンシパルS(L)/芝2000m/1分58秒3
父はトーセンラー、産駒数が少なく種牡馬の性能や特徴など特定し辛く、やや低い背格好など、見た目も地味に映る。
しかし、レース運びは実直かつ精密。二戦目の前走中山戦は、前半1000m通過・1分0秒1というタフなミドルペースを、じっくりと後方で構え、12秒4-11秒5-12秒1(3Fは36秒0)、最速の上がり34秒8でひねり倒した。3月期に2分1秒2という時計は、なかなか優秀だった。
プリンシパルSは、東京の高速馬場で、どれだけ時計を詰め、どんなラップで走れるか。その宿題を1分58秒3で一気に解決。ラスト4F・11秒9-11秒4-11秒1-11秒7(3Fは34秒2)という、持久力と瞬発力勝負の両方を問われるタフな上がりを33秒7でグイと首ほど突き抜けた。
天候不順でプリンシパルSは一週延長となり、ダービーには厳しい日程となるが、中距離GIIIのひとつくらいは、近いうちにいけるかも。【評価B/適性・芝2000m】
■11日(土):東京9R・夏木立賞(500万)/芝2000m/1分59秒3
デビューは11月4日の東京、初陣の芝1800mは1分53秒9で4着に終わった。二戦目はJCウィークの11月25日、東京・芝2000mをチョイス。5F通過は1分1秒2のスロー。馬込で上手く脚をため、上がり3Fは34秒0。しなやかにゴールを駆け抜け、終わってみれば、ルージュバックが保持していた2歳レコードを0秒5更新する2分0秒3を計測した。 まだ腰に力が付ききっておらず、・・・
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