日本ダービーの「歴史」は覆らない!?/東京優駿(日本ダービー)

2019年05月19日(日) 18:00


■日本ダービー(G1・東京芝2400m)フルゲート18頭/登録25頭

【特注データ】3行でわかる! レース攻略の糸口

 総合力が問われるレースであるためか、明暗がハッキリ分かれる「大ネタ」が意外にない日本ダービー。コース&レースの両方で内枠有利&外枠不利の傾向が強いこと、先行勢の踏ん張り、継続騎乗組の圧倒的な強さ、キャリア4〜5戦組の優秀な成績なども大きな特徴ではあるのだが、「特注」というほどではない印象だ。

 そこで引っ張り出してきたのが、前走馬体重別での成績である。ディープインパクト産駒のデビュー以降は小柄な馬も多く参戦しているが、日本ダービーで好成績を残しているのは、総じて「馬格のある馬」ばかり。レース全体でみても、前走での馬体重が480キロ以上か479キロ以下かで、かなりの成績差があるのだ。

 信頼度が高いのは前走馬体重480キロ以上馬で、3番人気以内馬は連対率40.9%、単勝適正回収値105.1、複勝回収値96という優秀な内容をマーク。また、4〜6番人気や7〜9番人気など、人気薄でもしっかり結果を残している。それとは対照的に、前走馬体重479キロ以下馬はトータル[3-3-3-77]で連対率7.0%、複勝率10.5%とイマイチ。5番人気以内馬は好成績なのだが、6番人気以下馬は[0-0-1-68]と全滅に近い惨状である。

 それ以外のデータも加味した上での「データ特注馬」として、今回はサートゥルナーリア、ダノンキングリー、レッドジェニアルの3頭を推奨。今年は皐月賞がハイレベルで、その上位馬は文句なしに強いというのも、サートゥルナーリアとダノンキングリーを推奨する理由のひとつだ。

【コース総論】東京芝2400m Cコース使用


★人気サイドの信頼度が高めのコース。妙味があるのは4〜6番人気の中穴か。

★平均人気の差は大きいが、それを加味しても内枠有利&外枠不利のコース。

★全体でも差し優勢。鋭い決め脚がないと、勝ち負けに持ち込むのは難しい。


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小林誠

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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