【日本ダービー】ダノンキングリー、折り合いピタリ

2019年05月19日(日) 18:00

中央所属馬のレース1週前調教をレポート。1週前から各馬の状態をチェックしておくことは馬券的中に欠かせません。

アドマイヤジャスタ

 馬格よりはストライドが気持ち小さい印象はあるが、回転が速めのフットワークで軽やかな走り。Mデムーロ騎手と初コンタクトだったが、呼吸のあった走り。

ヴェロックス

 前進気勢がありながらも気性のコントロールが利き、大きいストライドで伸びやかな脚取り。ゴールを過ぎても追われており、陣営の意欲はひしひしと感じる。

エメラルファイト

 立て直して乗り込まれるが若干調整は軽め。ただ走りに機敏さはあり、併走相手を引き離せなかったのは相手も動くため。次週どこまで動かすかがポイント。

クラージュゲリエ

 3頭併せの最後方から、残り1Fはサトノルークスとの叩き合い。勢いでは見劣っているがケイコはもともと派手に動かず。これだけ食い下がれば上等。

サトノルークス

 皐月賞を使った効果で体つきを大きく見せるようになりハリ良化。しっかりとストライドを伸ばして、舌を出しつつもクラージュゲリエをねじ伏せた。

サートゥルナーリア

 遅い流れで行きたがっていたが、残り1Fで行って良しと合図を送るとさすがの加速力。走りが沈んでスピード感抜群。鞍上が感触を確かめた意味合いは大。

シュヴァルツリーゼ

 まだ遊びながら走っているところはあり操縦の難しさはのぞかせるが、うるさい面がなくなっているので調整は順調。3頭併せで直線は素晴らしい勢いを発揮。

タガノディアマンテ

 1週前は金曜日に追われたが、いつも通り回転の速いピッチ走法でキビキビした動きを披露。強行軍だが、馬体減りはなく前走ぐらいの雰囲気は保てている。

ダノンキングリー

 6Fで2秒あった差を5F一気に縮めたがそこでも折り合いはピタリ。馬の後ろで我慢を効かせ直線は内から1馬身先着。若干ズブさはあるも問題ない好時計。

ダノンチェイサー

 再度の関東遠征で中2週だが、追い日に坂路で大きめを乗れているのは元気のある証し。1週前と最終追いの負荷の掛け方次第では上積みまで見込めそうだ。

ナイママ

 関西遠征後の中2週だが、14-14程度の調整は施されている。大きいフットワークで動きは悪くないが、口が少し硬い印象で気配は地味。上昇度は薄い。

ニシノデイジー

 助手を背に落ち着かせるメニューをこなしてきた効果は十分。道中の折り合いもスムーズで、ゴール板を過ぎてもビッシリ追われる目いっぱいの仕上げ。

メイショウテンゲン

 武豊騎手を背にCWで2頭併せ。本来なら内から併走馬を突き放すイメージだったが、推進力に欠ける感じで何とか首ほど前に出す程度。物足りず。

ランフォザローゼス

 レース後すぐに時計を出されているように使っての反動は皆無。ボリュームある馬体をキープして馬体の見栄えは絶好。福永騎手を背にウッドで軽快な走り。

リオンリオン

 珍しく舌がハミを越したためか反応がぴりっとせず、ハードに追われて格下に食らいついたが伸び脚は地味。元気さはあるが、さらなる上積みは疑問が残る。

レッドジェニアル

 レース11日後の上、初めての関東遠征が控えながらも併せ馬でハードにやれているのは好感。今週も内にモタれていたが、矯正しつつ上々の伸び脚を発揮。

ロジャーバローズ

 レース後の乗り出しが早く1週前も手一杯にやられたように活力はあるが、追い出して頭が上ずり右ムチに少し抵抗したのは不満。伸びしろはなさそうだ。

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