2019年05月19日(日) 18:00
ここ5年の勝ち馬でいうと、ワグネリアンもレイデオロもマカヒキもドゥラメンテも2400mよりは2000mがベターの中距離馬。ワグネリアンの母母は短距離の追い込みでならしたブロードアピールで、ワンアンドオンリーの母父は名マイラーのタイキシャトル。レイデオロの母母は快速レディブロンドだし、マカヒキの母母はアルゼンチンのマイルG1勝ち馬。「父が2400の大レース勝ち馬で、母父や母母がマイラー」という配合で、2000mベストの馬が勝ちやすいレースといえる。(解説:望田潤)
アドマイヤジャスタ
アドマイヤラクティ(父ハーツクライ)の3/4弟で、母アドマイヤテレサはJRA5勝。母母ヒードはニジャナS(米G3・芝8.5F)勝ち馬。父ジャスタウェイを長手にしたような体型で、鋭く斬れるというよりは長くいい脚を使う。どちらかといえば大箱向きで、構えて差すよりは前々で立ち回ったほうが味があるタイプだろう。距離延長でホープフルSのように先行できれば巻き返しがあっても。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ヴェロックス
母セルキスは独オークストライアル(独G2・芝2000m)勝ち。母父モンズンはドイツの名種牡馬でソウルスターリングなどの母父。このドイツ土着血脈を「1/4異系」とし、残りの3/4でノーザンダンサーの血をクロスした好形。ジャスタウェイの男馬らしい持続力に富む中距離型で、川田騎手と手が合うタイプの先行馬といえる。東京でサートゥルの爆発力を封じるには、更に持続戦に持ち込む必要はありそうだが…。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
エメラルファイト
エメラルエナジーの半弟で、近親にロウザーS(英G2・芝6F)のビントアライールなどがおり、・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
望田潤「重賞レース血統診断」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
特別登録
日本ダービー
予想オッズ
日本ダービーの人気をチェック!
特集
日本ダービーを完全攻略!
ニュース
【日本ダービー】ヴェロックス執念リハ 一番時計出た!逆転へ闘魂注入
競輪
競輪を気軽に楽しもう!全レース出走表・競輪予想、ニュース、コラム、選手データベースなど。