【ユーザー質問】もはや“休み明け”は買い要素!? 背中でわかる外厩での充実ぶり

2019年05月28日(火) 18:01

太論

▲「最近は仕上がった状態でトレセンに入ってくるケースもある」と話す小牧騎手

この春のGIでは、桜花賞のグランアレグリア、皐月賞のサートゥルナーリアなど、休み明けの馬たちが大活躍。もちろん、能力があってこその偉業ではありますが、“休み明け”という概念自体が変わりつつあるのは確かです。そんな状況を反映してか、ユーザーからも休み明けにまつわる質問が激増。はたして小牧騎手が感じる“休み明け”の今とは!?(取材・文:不破由妃子)

仕上がっているかどうかは、一番息遣いに出る

──今回は“休み明け”にまつわるこんな質問から。「桜花賞や皐月賞は前哨戦(ステップレース)に出走していない、いわゆる休み明けの馬が勝ちましたね! 最近、力のある馬は出走レースを絞っている印象があります。調教技術の進歩によって、レース間隔が空いていてもあまり問題にならないのでしょうか?」。

小牧 そうやね。最近は放牧先で十分乗り込めるから。それが大きいんちゃうかな。ほとんど仕上がった状態でトレセンに入ってくるケースもあるからね。

──ノーザンファーム天栄やノーザンファームしがらきを筆頭に、外厩施設が充実したことで・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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