2019年06月02日(日) 18:00
【特注データ】3行でわかる! レース攻略の糸口
詳しくは後述するが、とにかく「堅い」のがエプソムC。人気サイドは強いというのは、レースだけではなくコースの特徴でもあり、なかなか穴党泣かせな条件といえるだろう。極端な穴狙いは禁物のレースで、手堅くしっかり的中させるのがここは大事。あとは、この時期特有の「前有利」と「内有利」が継続している印象が強いのも、しっかり意識しておきたいポイントだ。
そして特注データとしては、関西所属騎手のアホみたいな強さを取りあげる。関東のレースでもあり騎乗数は少ないのだが、過去10年のトータル[7-5-3-17]で連対率37.5%、複勝率46.9%、単勝適正回収値168.8、複勝回収値100という成績は、まさに圧倒的。外国人騎手も強いが、このレースにおける活躍はそれ以上といえる。関東馬であろうが関西馬であろうが、関西のジョッキーが騎乗している馬は高評価すべきである。
現時点で動向が把握できているのは、ソウルスターリングに継続騎乗予定の武豊騎手と、ソーグリッタリングに乗り替わり騎乗予定の浜中騎手。それ以外の馬でも関西所属騎手は騎乗すると思われるので、これは必ずチェックしておきたい。このレースの大きな割引材料である「斤量減」に該当しない馬で、さらに前に行けるタイプであれば、なおさら期待できるはずだ。
【コース総論】東京芝1800m Cコース使用
★基本的にはフラットだが、「やや内」である馬番5〜8番は好内容で要注意。
★ハッキリと差し優勢のコース。中団待機組は信頼度だけでなく回収値も高い。
1〜2コーナーの間にあるポケットから出走して、バックストレッチへ向けて「ナナメ」に進入する東京芝1800m。やや特殊なコース形態ではあるが、東京芝2000mとは異なり、・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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