単なる2強決戦ではなく、2強種牡馬の盛衰を占う一戦/安田記念

2019年06月01日(土) 18:00

ダノンプレミアムは有力後継馬となり得る

 快レコードが続出している東京の芝コースは、先週と同じCコース。馬場の急変はないだろう。天候は曇りの「良馬場」見込み。

 1分30秒5のJRAレコード更新の立役者となったアエロリット(父クロフネ)は、さすがに休み明けだった前回ほどムキになって飛ばすことはないはずだが、4歳ダノンプレミアムは先行する。伏兵も先行したい。アーモンドアイも互角のスタートなら好位-中団追走の形を取りたい。高速決着は見えている。

 3歳の限定戦は別に、4歳以上混合の京王杯SCは1400m【2-0-0-0】の4歳馬タワーオブロンドンが快勝し、自身の最高時計を「2秒3」も短縮するコースレコードの1分19秒4だった。ヴィクトリアマイルは、勝った4歳ノームコアが1600mの持ち時計を「4秒6」も短縮して1分30秒5のJRAレコード。

 すでにマイル【3-2-0-3】だった2着の4歳馬プリモシーンも、新潟の自身の快時計を1秒1も更新する1分30秒5で走破。ほとんどが最高タイム更新だが、明らかにまだ進展の可能性にあふれる4歳馬の方が大幅に更新している。

 1600m【3-0-0-0】の期待馬アーモンドアイの最高時計は、桜花賞の1分33秒1(自身の上がり33秒2)だが、どこまで時計短縮は可能だろうか。

 一方、同じ4歳・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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