2019年06月09日(日) 18:00
開幕週の芝1200戦で、最近は1分7秒台の高速決着も珍しくなくなったが、ここ3年の1-3着馬はいずれもボールドルーラーの血を引いている。いっぽうでヒルノデイバロー(10人気2着)、ジューヌエコール(3人気1着)、キングハート(4人気2着)、ティーハーフ(4人気1着)、アースソニック(14人気2着)、レンイングランド(12人気3着)など、ネヴァーベンド持ちがよく激走するのは洋芝短距離戦らしい。取り上げた5頭ではダノンスマッシュとタワーオブロンドンとライトオンキューがネヴァーベンドの血を持つ。(解説:望田潤)
ダノンスマッシュ
母母ハリウッドワイルドキャットは北米G1を3勝し、BCマイルのウォーチャントを産んだ。母父ハードスパンはダンジグ直仔のパワーマイラーでサマリーズの父。母はロベルト4×3で、母系にロベルトとダンジグが入るのはファンタジストと同じ。母方のパワーで父を短距離に寄せたイメージで、芝1200は[3-1-0-1]。函館芝1200でもアマルフィコーストに完勝の実績がある。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
タワーオブロンドン
母母シンコウエルメスはジェネラスの妹で、エルノヴァの母でディーマジェスティの母母。父レイヴンズパスは・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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