予想外の雨がもたらした歴史的スローペース/エプソムC

2019年06月10日(月) 18:00

降級制度廃止にもかかわらず、4歳馬のワンツーに

重賞レース回顧

エプソムCはレイデオロの全弟レイエンダが勝利、重賞初制覇となった(撮影:下野雄規)

 日本ダービーが終わり、連続したGIシリーズにも区切りがつき、なんとなく競馬場全体に緩んだ空気が流れていた。ようやく回復しかかった天候が、メインレースを前に再び雨に…。芝が悪化したわけではないが、先週までのように激しく闘志に火をつけるのは難しかったかもしれない。

「東京の1800mに展開は関係ない」とされるが、スーッと先手を奪ったサラキア(父ディープインパクト)に、巻き返したいレイエンダ(父キングカメハメハ)が2番手につけて、とくに位置取り争いもなく3コーナー過ぎまでタテ1列の流れ。前半1000m通過は、なんと「63秒9」。午前中、スローの3歳未勝利戦2000mがあったが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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