2019年06月16日(日) 18:02
▲叔父&甥っ子対談、今回が最終回 (撮影:山中博喜)
昨年の宝塚記念をミッキーロケットで制した和田竜二騎手。テイエムオペラオー以来のJRAGI勝利でした。そんな叔父の姿をみて「僕のヒーロー」と語っていた岩崎騎手。一方の和田騎手も、一昨年のnetkeibaでのインタビューで「翼はこれから要注目ですよ」と期待を寄せていました。
しかし昨年の夏、岩崎騎手が落馬負傷。一時は騎手復帰が危ぶまれるほどでしたが、幸い何の後遺症も残らず無事に復帰を果たしました。しかし、ターフに戻ってきて待っていたのは、厳しい現実。もがく岩崎騎手に大先輩として贈る、和田騎手の心からの言葉とは。
(取材・文=不破由妃子)
──岩崎さんにとって今は踏ん張り時ではありますが、そんな岩崎さんに和田さんが今一番伝えたいことは?
和田 ん〜、やることはやっているし、俺は人に頑張れとか言うのが嫌いやからあれやけど…。競馬で結果を出すためには、とにかく自分のいらん部分を削ぎ落としていかなアカンと思いますよ。
泥臭かろうが何だろうが、競馬で1着を目指すためにできることすべてをやっていくしかない。生活もすべてね。そのうえで、周りの人に引き上げてもらえるかどうか。
──和田さんから見ると、まだまだ削ぎ落とすべきところがあると。
和田 いや、競馬に取り組む姿勢はだいぶ変わったと思いますけどね。ケガをしたことで、逆に頭のなかが競馬一本になってるんちゃうかなと思う。俺が20代前半の頃なんて、もっともっとチャランポランやったから(笑)。まぁでも、ほかのことを考えてられへんくらい切羽詰まってるもんな。・・・
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