2019年06月23日(日) 18:01
夏競馬は「降級馬を狙え」が馬券の鉄則だったが、今夏より降級制度が廃止となったことで、その金言も今は昔。降級馬がいなくなり、夏競馬の馬券術も大きく様変わりしつつある。
降級馬がいなくなったことで、現場のトラックマンたちは何を基準にして予想を組み立てているのか。大きく変わった夏競馬の馬券術を、3人のトラックマンに直撃! 今週から2回にわたって、それぞれが考える狙いどころと、函館、福島、中京のコース別攻略法を伝授していこう。
(スポーツニッポン記者・小田哲也)
▲「降級を待っていた馬」と「普通に降級した馬」の違いを考えなくても良くなり、わかりやすくなったと話す「穴の万哲」こと小田記者。(C)netkeiba.com
昨年6月の東京開催では、500万下(現1勝クラス)が27鞍ありましたが、世代別の結果を見ると3歳馬が12勝、4歳馬が13勝、5歳馬が2勝しています。しかし、4歳があげた13勝のうち、なんと10勝が降級馬によるもの。
つまり、4歳夏までずっと500万下にいた馬はほとんど勝てなかったのです。1000万下(現2勝クラス)の馬たちが降級してきて勝っていた昨年とは状況が異なり、単純計算だと昨年のままであれば4歳馬は「3勝しかできない」ということになります。
このデータを見ても、今年からは3歳馬が圧倒的に有利になるといえますし、すでに開催が始まって3週目になりますが、実際にまずチェックするのは馬齢になりました。・・・
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