【宝塚記念】牡馬を退け完勝 充実期にあるリスグラシュー

2019年06月24日(月) 18:00

JRA最終日にまたしても好騎乗を見せたD.レーン

 夏のグランプリ「宝塚記念」はずっと以前から、なんとなくあっけない印象を与える結果が珍しくない。今年は、勝ったリスグラシュー(父ハーツクライ)の強さが際立ったため、2着キセキ(父ルーラーシップ)以下がちょっと情けなく映るほどだった。

重賞レース回顧

名手に導かれ、見事グランプリ制覇

 3歳時の牝馬3冠を「2着、5着、2着」にとどまった当時のリスグラシューは、非力な印象も与える430キロ台の小柄な牝馬だった。しかし、レベルの高い世代や、牡馬相手のビッグレースに挑戦し、また、2度の香港遠征を経験するうちにどんどんたくましく、タフに成長したからすごい。4歳後半からは460キロ前後になり、スマートにみえる研ぎ澄まされた馬体は一段と鋭さを増している。

 制したGIは2018年エリザベス女王杯、今回の宝塚記念・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す