福島・中京の開催がスタート!夏競馬に突入した東西2重賞の追い切りチェック!

2019年06月26日(水) 18:00

馬場が悪化した状態での適性もポイントに

 今週から福島、中京の開催がスタートし、いよいよ夏競馬に突入。とはいっても、今週、来週は楽しみな重賞が組まれています。特に今週のラジオNIKKEI賞は、フルゲートを超える登録頭数で、例年よりも多頭数になりそう。そうなると小回り福島芝1800mで外枠は不利なはず、といった予想が事前にできて、わくわくしてきます。

 ただ、今週は木曜日以降がずっと雨の予報。かなり馬場が悪化した状態でのレースになりそうなだけに、それに対する適性も重視しなくてはいけないでしょう。例えば、良馬場のラジオNIKKEI賞では最終追い追い切り場所南Wが圧倒的に高い調教適性を誇りますが、雨になると、違った場所が有利に。このあたりは馬場状態も考慮した上で、ウマい馬券の予想に活かすことができればと考えています。

【ラジオNIKKEI賞/ランスオブプラーナ】

 毎日杯勝ちの実績は出走メンバーで大威張りできるもの。皐月賞でG1を経験しているという強みもあると思います。ただ、問題はデビュー以来、ずっと中3週以内で使い続けられてきた、これまでの7戦に比べて、今回は中10週とレース間隔があく点。

 まず全体的な追い切り本数としては、CWで4本の追い切りですから、これは通常の休み明けからすれば、少ないと思います。ただ、本田優厩舎はこのパターンでも好走するケースがありますし、この馬自身が中3週を2本の追い切りでアルメリア賞を勝ったという好走パターンはあります。しかし、マークされる脚質と57キロという斤量を考えると、この運動量で逃げ切れるかどうかは微妙です。

【ラジオNIKKEI賞/ブレイキングドーン】

 1勝馬ですが、京都2歳Sは2着。弥生賞から皐月賞のローテーションを辿るほど期待されていた3歳牡馬ですが・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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