2019年06月30日(日) 18:01
今週から福島、中京開催が始まり、いよいよ本格的なローカル競馬シーズンに突入。今年の夏開催からは降級馬がいなくなり、これまで降級馬を軸として組み立てていた馬券戦術も大きく様変わりしつつある。
こうした降級馬制度の廃止に加え、もともと夏のローカル開催は下級条件が多く、頭を悩ませる人も多いはず。ローカル競馬ではどこに注目し、何を拠りどころにして予想を組み立てれば良いのか。函館、福島、中京それぞれの目の付けどころと、コース別の攻略法を3人のトラックマンに聞いた。
▲函館では、過去のイメージや固定観念を捨てて、自分が見たままの情報をもとに予想を組み立てるのが大切。(C)netkeiba.com
夏はやはり「格より調子」というくらいですし、「夏が苦手な馬」や「暑さに強い馬」はいますので、夏が得意な馬に注目します。パドックでは、変におとなしい馬よりはギラギラと汗をたくさんかいている馬を推したいですね。汗で馬体真っ白になってしまっているくらいでも、十分狙えると思います。
今年の夏競馬は前回もお話しした通り、基本的には3歳馬が人気の中心になると思いますが、福島ダート1150mや、コーナーがきつい新潟ダート1800mなど特殊なコースでは、やはり経験がモノをいいますので、過去にコース経験のある馬が有利になります。
東京競馬場などは1年を通して走る機会が多いですが、福島や新潟は2歳夏か3歳春に遠征していない限り、多くの3歳馬は初挑戦。逆に古馬は過去に走っているケースも多く、「慣れ」があるぶん、強みがあると思いますので、前述したような特殊なコースを初めて経験する3歳馬が好走した場合、次のレースでは絶対に予想に絡めたい1頭になります。 (スポーツニッポン記者・小田哲也)・・・
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