2019年07月05日(金) 12:00
福島、中京が開幕となった先週の競馬ですが、日曜日の雨は激しかったですね。
そんな中で行われたCBC賞ですが、こういった馬場がダメだと思っていたアレスバローズが最後追い込んでの2着。
代謝がよくなる夏場が良いのもありますが、馬場の度合いが悪すぎると、最終的には底力のある馬しか厳しいのかなぁ…と思えた内容でした。
よく「馬場が悪くなると…」と切れ味が鈍るから割引にするケースはありますが、今回のような不良となると話は別なのかもしれないと、勉強になる1戦でもありました。
一方、勝利したレッドアンシェルですが、担当の久保助手は、「前回の方が僕としては状態が上だったようにも感じていた中での走り。ほんとに馬ががんばってくれます」と。
そういった中で見せた今回の内容には相当力をつけている印象を受けましたし、馬場を問わずに結果がだせるあたりも素晴らしいの一言。
そして3着と負けはしましたが、58キロを背負って強気の競馬をしたセイウンコウセイも立派。実に見ごたえのあるレースでした。
一方、福島で行われた「ラジオNIKKEI賞」ですが、ブレイキングドーンは全ての条件があったことに加え、この中間、トモの状態がかなりよくなってきた様子。
担当の白鳥助手は、「今回、好走しなかったら、この先、かなり厳しいと思えていた。それだけに嬉しい」とレース後に話されていましたが、もともとデビュー戦は圧巻の強さでしたし、今回のような馬場と持久力をいかすような自分から動いていく競馬向きなのでしょう。
さて今週末の重賞は七夕賞とプロキオンSとなりますね。
プロキオンSですが、栗東からケハイのよさを感じたのは、サンライズノヴァ。
久しぶりにハキのある雰囲気で、体を大きく見せていました。
左回りの1400はベスト条件ではありますが、意外と中京は東京と違い、前が止まらない傾向に。
「追い込み馬なので、その点がポイントですよね…。ただ状態に関しては、帰厩するごとにユルサも解消されて良い感じに」と松若騎手。
また担当の棚江助手は、「前回中京の際のチャンピオンズCは、久々の当日輸送で入れ込んだ。今回は前回の経験がいかされることを願うしかない」と。
また馬場に関しては、「差し馬だから、イメージだと乾いた馬場向きと思われるけど、実はパサパサもダメな気がする。ちょっとウエットぐらいがベスト」と。是非参考に。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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