2019年07月08日(月) 18:00
6月26日に大井競馬場で実施した帝王賞には全国から強豪たちが集結。ノンコノユメ(美浦・加藤征弘厩舎→大井・荒山勝徳厩舎)が南関東の一員になって初戦を迎え、真島大輔騎手を背に3着でした。
課題だったゲートも、地方競馬では後ろから尾っぽを取ってスタートを切れるだけに、今回は初の試みとなりました。(練習でも落ち着いていたそうです)
ノンコノユメは南関東の一員になって赤から青にイメチェンしました。このメンコは荒山厩舎のレースメンコです
真島騎手のお話では、調教試験の時に頭をなでてあげたことで落ち着いたこともあって、本番ではさすがに頭をなでながらではスタートを切れないことから、今回は首筋をなでてあげていたそうです。
「普通の馬は、ゲートの中では愛撫が合図のように感じて反応がよすぎてしまうので触らない方がいいと思いますが、ノンコの場合は愛撫が効くタイプで、落ち着くというか安心するのかもしれません。かわいいですよね。
スタートも上手に切ってくれて、行きっぷりもすごくよくて、思っていたよりも前の位置につけました。道中も気持ちよく走ってくれていたと思いますよ」(真島騎手)
道中は中団から進め、最後はグイグイと先頭に詰め寄っていくシーンは非常に熱かったです!優勝したオメガパフュームとは0.2秒差の3着。強い舞台で戦い続けている馬ですが、馬券に絡んだのは昨年のフェブラリーS(優勝)以来でした。
「直線を向いてオメガパフュームが後ろからやって来た時に反応してくれたので、おっ!と思ったのですが、その一瞬でした。でも、力があることは再確認できました。
6月7日の調教試験の時よりも、コンディションは全然違いましたね。調教試験の時にはそんなに?っていう感じだったのですが、今回は返し馬からガンガン行こうとするし、馬体のハリ自体も全然違いました。でも、まだ途上なので、これからもっと楽しみだと思いますよ」(真島騎手)
大井所属馬になって第一歩を踏み出したノンコノユメ。これから南関東の一員としてどんな存在になっていくのでしょうか。
「レース後の息の入りもすぐに整って、やっぱりさすがですよね。パドックから返し馬に向かう時には、ノンコに対してのたくさんの声援が飛んできて、改めてファンの多い馬なんだなぁと実感できました。G1で夢を現実にしてくれそうな感触をつかめましたし、これから頑張っていきたいです」(荒山調教師)
ノンコノユメと真島騎手、担当の横山厩務員。調教パートナーは青柳厩務員で、JBCレディスクラシックの勝ち馬ララベルを手掛けた面々が携わっています
ここでリスタート組の近況をお伝えしていきますね。
サウンドトゥルー(美浦・高木登厩舎→船橋・佐藤裕太厩舎)は放牧休養中。
リッカルド(美浦・黒岩陽一厩舎→船橋・佐藤裕太厩舎)は7月31日のサンタアニタトロフィー(大井・1600m)を予定。
キャプテンキング(美浦・加藤和宏厩舎→大井・的場直之厩舎)は秋の最大目標を11月4日のJBCスプリント(浦和・1400m)に置いて、現在は厩舎で静養中です。
次回は7月22日(月)にお会いしましょう!
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高橋華代子
南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。
プロフィール
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【帝王賞レース後コメント】オメガパフューム D.レーン騎手ら
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