「最後入れの大外枠は有利?」展開と枠順にまつわるユーザー質問

2019年07月09日(火) 18:01

太論

▲ユーザーからの質問に小牧騎手がお答えします!

今回は、「展開」と「枠順」にまつわる質問を2つほどピックアップ。「絶対にペースが速くなるなと思うのはどんなケース?」「最後入れの大外枠は有利?」などなど、馬券検討に欠かせない要素について、小牧騎手がジョッキー目線で答えます!(取材・文:不破由妃子)

行く馬が揃っていても、ペースが遅くなるケースとは!?

──今回はファンの予想に役立ちそうな質問を2つほどご紹介します。まずは展開についてのこんな質問から。「この春の小牧騎手は、後方からの競馬で穴をあけていましたね。そういうケースでは、やはり展開を読んだうえで狙っていたのでしょうか? また、レースの作戦を考える際、これは絶対にペースが速くなるなと思うのはどういったケースですか?」。後方からの競馬で馬券に絡んだといえば、5月19日のイチザティアラ(12番人気3着)や5月25日のスズカフューラー(9番人気3着)ですね。

小牧 もちろん狙っている場合もあるけど、イチザティアラのケースでは、ひとつでも上の着順を…と思って乗っていたら、こっちが思っていた以上の脚を使ってくれたっていう感じかな。スズカフューラーは、前にも話したけど、前走(鴨川特別)で掛かったから出していかんかった。あとは流れのなかで判断したことやね。要するに、ケースバイケース。質問にあるように、今回は速くなりそうやな…と思って控える場合ももちろんあるよ。

──ハイペースと判断する際、その材料となるのは、やはり前に行きたい馬の頭数ですか?・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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