ハンデ戦ならではの妙味がたっぷりなレース、バーデンバーデンCを中心に追い切りチェック!

2019年07月10日(水) 18:00

絶品の動きを見せた実績馬も枠順次第か

 今週の重賞は函館記念。出走馬は函館競馬場もしくは札幌競馬場で最終追い切りを行っての出走になると思います。よって、今週の当欄で取り上げるのはオープン特別もしくは下級条件ということになります。重賞ではないと聞けば、少しボリューム不足にも思えますが、予想して馬券を買うのにクラスは関係ありません。

 特にバーデンバーデンCはハンデ戦ということもあって、馬券的な妙味がたっぷりなレース。現時点であらかじめの予想を固めておいて、枠順が出てから本決めに持っていくという流れがよいと思います。その参考になるよう、少し馬を多めの取り上げておきました。

【バーデンバーデンC/アンヴァル】

 netkeiba.comの予想オッズは1番人気。54キロというハンデも妥当なところですし、福島芝1200mを勝った実績があることを考えても、当然の評価かも知れません。まして1週前追い切りは坂路で4F50.7秒という自己ベストを更新しながら、4F目12.0秒で最速ラップ。調教内容にケチをつけるところはありません。

 最終追い切りも坂路で単走。スタート地点へ向かうまでに少しテンションの高いところを見せましたが、走り出すとスムーズ。安定したフットワークで4F52.1秒、1F12.3秒。2F24.5秒の脚力はさすがですし、状態に関しては休み明けとして申し分ないと思います。

【バーデンバーデンC/カラクレナイ】

 前走は勝ち馬から1秒以上離された8着でしたが、やはり1400mよりも1200mが合うタイプなのは間違いないでしょう。ただ・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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