2019年07月29日(月) 18:00
断然の1番人気に支持された4歳牡馬ライオンボス(父バトルプラン)が、5月の邁進特別、韋駄天Sにつづき直線1000mを3連勝。順当に初重賞制覇を飾った。
直線1000mを3連勝し、初重賞制覇を飾ったライオンボス(撮影:下野雄規)
2走前の邁進特別(1000万条件)は、16頭立て15番人気だった。新潟の直線1000m向きの快速タイプと思われていなかったためだが、エンパイアメーカー産駒の父バトルプラン(全4勝がダート8-9F)は典型的なアメリカタイプのダート巧者であると同時に、その母Flanders(フランダース)はダート5Fのデビュー戦を58秒17で独走した記録を持つ牝馬。シーキングザパール、マイネルラヴ、さらにはDubai Millennium(ドバイミレニアム)の父として知られるSeeking the Gold(シーキングザゴールド)【8-6-0-1】産駒。芝なら平坦コースで最大の良さを発揮するスピードを受け継いでいた。
レコードは2002年にカルストンライトオが樹立した53秒7。ライオンボスは54秒1→53秒9で連勝していたので、そろそろレコード更新もありえるのではないか、と期待されていたが、ほぼ逃げ切りで「11秒9→22秒1→32秒6→43秒3→55秒1」。
前半3ハロン32秒6が遅かったためか・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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