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父ルーラーシップの好配合馬アステロイドベルト

2019年07月31日(水) 12:00

●アステロイドベルト(牡 栗東・池江泰寿 父ルーラーシップ、母サトノジュピター)

 現2戦1勝のジュピターズライト(父ハービンジャー)の半弟。母サトノジュピターは重賞勝ちこそないものの、小倉日経オープン(OP・芝1800m)をレース史上最速タイの1分45秒2で勝った実力馬。「ルーラーシップ×アグネスタキオン」は成功しており、サンリヴァル(18年皐月賞-GI・2着)、イブキ(16年新潟2歳S-GIII・3着)、キタサンバルカン(19年青葉賞-GII・4着)、ドラウプニル(18年サウジアラビアロイヤルC-GIII・4着)、フェアリーポルカ(19年フローラS-GII・5着)、エルモンストロ(19年ユニコーンS-GIII・5着)などコンスタントに重賞入着馬が出ている。

 また、母方にサンデーサイレンスとFairy Kingを併せ持つルーラーシップ産駒も成功しており、テトラドラクマ(18年クイーンC-GIII)、ディアンドル(19年葵S-重賞)、ヒシゲッコウ(現4戦3勝)が出ている。コーフィールドC(豪G1・芝2400m)やダイヤモンドS(GIII・芝3400m)を勝ったアドマイヤラクティの甥で、やや晩成傾向はあるもののスタミナと底力は十分。本格化すれば大きいところを狙えるだろう。

●アンティシペイト(牡 美浦・国枝栄 父ルーラーシップ、母アンチュラス)

 母アンチュラスはファンタジーS(GIII)2着、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)5着などの成績を残した。イングリッド(4戦3勝)の全妹、ワンダーレディアンエル(06年CCAオークス-米G1、05年デムワゼルS-米G2)の半妹にあたる。「ルーラーシップ×ディープインパクト」は菊花賞馬キセキと同じ組み合わせ。父ルーラーシップはスタミナと成長力があるので、アメリカ血統を受け継いで2歳時から豊かなスピードを表現した母アンチュラスは好ましい配合相手だろう。ノーザンテースト≒The Minstrel≒Fanfreluche 4×5・6が配合を下支えしており、芝中距離で期待できそうだ。

●ダノンオスカル(牝 栗東・藤原英昭 父キングカメハメハ、母ジンジャーミスト)

 母ジンジャーミストは7戦未勝利。血統は素晴らしく、半妹に牝馬ながら毎日王冠(GII)、オールカマー(GII)など4つの重賞を制したルージュバックがいるほか、2代母ジンジャーパンチはブリーダーズCディスタフ(米G1・ダ9f)をはじめG1を6勝し、米古牝馬チャンピオンに輝いた名牝。これにキングカメハメハを交配して誕生したのが本馬。母の父Bernardiniは現役時代にプリークネスS(G1・ダ9.5f)などG1を3勝した名馬で、種牡馬としてもStay Thirsty(11年トラヴァーズS-米G1、12年シガーマイルH-米G1)、To Honor and Serve(11年シガーマイルH-米G1、12年ウッドワードS-米G1)など多くのG1馬を送り出している。JRAでは計27勝を挙げているが、うち26勝はダートというパワータイプ。父キングカメハメハは芝・ダート兼用タイプなのでダートのほうが良さそうだ。距離は1800mがベスト。


●デゼル(牝 栗東・友道康夫 父ディープインパクト、母アヴニールセルタン)

 母アヴニールセルタンは仏1000ギニー(G1・芝1600m)、仏オークス(G1・芝2100m)、ノネット賞(G2・芝2000m)の勝ち馬。その父Le Havreは仏ダービー馬で、種牡馬としても成功し、現役時代8戦全勝の成績を残した名牝ラクレソニエール(16年仏1000ギニー-G1、16年仏オークス-G1)、日本でフィリーズレビュー(GII)を勝ったプールヴィルなどを出している。ちなみにアヴニールセルタン、ラクレソニエールは社台ファームが輸入し、プールヴィルは社台ファームの生産馬。Le Havreは日本適性が高いと思われるので、この執着は吉と出そうだ。本馬は母の初仔で、父はディープインパクト。母方にあるMachiavellian、Nureyevは父と相性良好だ。芝中距離で活躍が期待される。

●ミヤマザクラ(牝 栗東・藤原英昭 父ディープインパクト、母ミスパスカリ)

 スプリングS(GII)を勝ったマウントロブソン、菊花賞(GI)3着馬ポポカテペトルの全妹。母ミスパスカリはマーメイドS(G3)3着馬で、クロフネの半妹にあたる良血。ディープインパクトとの交配で5頭が競走馬となり、すべて勝ち上がっている。その全妹にあたる本馬は期待できそうだ。母の父Mr.Greeleyは仕上がりの早さやダート向きの単調なスピードを伝える血で、ダート向きだった2番仔のハワイアンソルトはこちらの影響が強く出たのだろう。マウントロブソンやポポカテペトルは父ディープインパクトの影響が感じられる。芝中距離で重賞級の活躍が見込める。

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:<A HREF="http://kuriyama.miesque.com/" target="_blank">栗山求の血統BLOG</A>

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