【小倉記念】伝説の芦毛を受け継ぐ馬、夏の平坦コースで能力全開

2019年08月03日(土) 18:00

代を経てもその特徴は変わらないように思う

 期待の注目馬だったアイスバブル(父ディープインパクト)は、ちょっと非力だった初期に評価を落としたため、ここまで9戦連続1番人気ではない。だから全4勝が1番人気ではない。しかし、このレースにはディープインパクト産駒が3頭いる。今回はいやでも売れるだろう。

 馬券の妙味は乏しいが、馬体の充実した昨年の夏以降のアイスバブルは【3-3-0-0】。早期からの活躍馬が多いディープインパクト産駒の中では、完成期に入るのが遅いタイプだった。こういうタイプの方が成長する。

 前回の目黒記念は2着とはいえ価値ある内容だった。記録されたJRAレコードとわずか0秒2差の2500m2分28秒4。直前の日本ダービーは2400m2分22秒6のレースレコードで、ハロン平均は11秒88。アイスバブルの2500mのそれは11秒87。あってないような微差とはいえ上回っている。2500mの2分28秒台前半は速い。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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