外枠がやたらと強い関屋記念

2019年08月06日(火) 12:00

切り口は単純、枠順にあり

 関屋記念過去10年の位置取り別成績を調べると、複勝率や複回収率では逃げ・先行>差し・追込となる。しかし、中団や後方から馬券に絡んだ馬が1〜3着馬の約半数を占めるため、前寄りだけの馬券は組みづらい。

 そもそも、関屋記念は過去10年の均等買い時回収率が単47%・複56%で穴が出にくいという事情があるため、「単に付いていけない馬」が含まれる差し・追い込みグループは不利な立場にある。「単勝15倍未満(勝ち馬はすべてここに含まれる)」だけを対象にすると、位置取り別成績には極端な差が無くなってしまう。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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