真夏の競馬場、そして今週の関屋記念

2019年08月09日(金) 12:00

競馬はチーム力が大事だと感じる

 夏、真っ盛りになってきましたね。

 毎年気温が上昇する夏とあって、各競馬場も年々暑さ対策が増しているように思えます。

 例えば新潟競馬場。

 今年はパドックでのミストだけでなく、地下馬道の上部には幾つもの扇風機が設置され、検量室付近には巨大扇風機も。

 またパドックに入ってくる時間を調整しているとのことで、レースを終えた馬たちと、パドックインする馬たちがすれ違わないように、入り口を変更するなど、細やかな配慮がなされています。

 馬はもともと暑さには弱い生き物とされるだけに、年々上昇する気温には、この先、大丈夫かな?と心配になります。

 さて話は変わり、ゴルフの渋野日向子選手、凄いですね。とは言ってもゴルフのことはあまり、いやかなり詳しくはないのですが、終始笑顔でノンプレッシャー感は、逞しいの一言。しかも攻めのプレー。

 笑顔は、陸上選手でもあったご両親の教えとのことですが、傍で見守る青木コーチも終始温度が一定な様子で笑顔。また笑いで支える地元会社のマネージャーの姿と、彼女を取り巻く人々が、ノビノビといつも通りの姿でいらっしゃる気がし、凄くステキなチーム力だなぁ〜と感じました。

 私は常々、競馬はチーム力が大事だと思っており、何か通ずるものを感じました。

 さて今週は関屋記念となりますが、注目は牝馬ミエノサクシード。

 前走は最後の直線前が壁になった所もありましたが、これまでは外差しのイメージだった馬が、ラスト馬群を抜け出してきた点に好感を抱きました。

 また前走後、

「少し大きめに作ったのもあったので、次の新潟がさらにデキが良くなると思う」と陣営が話しており、実際に今週の追いきりの動きが素晴らしい。騎乗した喜多助手も、

「乗った感じも映像で確認した感じも、トモが入っていて良い。スガルサが増しています」と。正直な所、右回りの方がバランスをとりやすく成績も良いのですが、前回で見せた内容には成長を感じましたし、充実を感じる今なら期待したい1頭です。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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細江純子

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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