2019年08月11日(日) 18:01
▲大竹厩舎のカラーや馬服に込められた知られざる思いに迫る!(C)netkeiba.com
厩舎服、メンコ、ラグ…各厩舎それぞれ、個性的なデザインで彩られている。その中でもひと際目を引くのが、札幌記念に昨年の有馬記念の覇者・ブラストワンピース(牡4)を出走させる大竹正博厩舎だ。決して派手な色調ではない。落ち着いたトーンの中にも、その色合い、デザインにはこだわりと主張を感じた。気になるそのこだわりについて、大竹正博調教師にインタビューした。
(取材=佐々木祥恵)
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基本の厩舎カラーは緑と茶色の縦縞。
▲印象的な緑と茶色の厩舎カラー(C)netkeiba.com
この色を選択したのには、いくつか理由がある。
「緑は大竹の竹をイメージしています。それを補う色に茶色を選びました。茶色は大地の色ですし、緑と茶色はどちらもアースカラーです」
調教師になるまで長年調教助手として勤めた萩原清厩舎のカラーも緑だった。
「萩原厩舎は濃い緑ですけど、僕のところは新しい厩舎なので、同じ緑でもこちらはトーンを明るくしてみました。あとは芝(緑)とダート(茶)もイメージしてもらえればと思っています」
この厩舎カラーは、馬に装着するメンコやシャドーロール、頭絡、腰あて、輸送用バンテージをはじめ、大竹調教師や厩舎スタッフが着用している厩舎服にも使用されている。
「緑と茶色の縦縞なので、メンコはよくスイカカラー、スイカメンコと周りから言われます(笑)」
▲一目で大竹厩舎とわかる“スイカメンコ”(撮影:佐々木祥恵)
レースで優勝した時にウイナーズサークルで着せる馬服には数パターンあり、それぞれがプロのイラストレーター(マルミヤンさん、そうのしほさん、山本まもるさん)の手によって描かれている。
▲ブラストワンピースが着ているこちらはマルミヤンさんのデザイン(ユーザー提供:Ogiyoshi3さん)
「馬の世界はどちらかというと男社会なので・・・
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