競馬と高校野球、北へ南へと過密な1週間

2019年08月10日(土) 12:00

貴重な”珍事”の目撃者にも

 きょう10日、私は久しぶりに家に帰ります。何しろ、いろんなものを1つの“旅”にまとめちゃったもので。

 そのスケジュールは以下のとおりです。

8月2日(金) 夜11時頃までバドミントン・タイオープン準々決勝を中継。上野駅近くのホテルに宿泊。

3日(土) 始発の新幹線で新潟へ。着いてすぐ、FM PORTのレギュラーコーナー「矢野吉彦のGo Race Go」に生出演。その後、「ウイニング競馬」へ。終了後、新潟空港から千歳へ飛んで札幌泊。

4日(日) 朝9時前の特急で帯広へ。午後から夜にかけて、ばんえい競馬の場立ち予想とインターネット中継に出演。帯広泊。

5日(月) ばんえい競馬を第7レースまで観戦。19時過ぎの特急で札幌へ。同泊。

6日(火) 千歳から昼頃の飛行機で大阪へ。到着後、ふと思い立って大阪市立中央図書館へ。夏の高校野球「選手宣誓」の変遷を調査。ここから大阪に3泊。

7日(水) 朝7時過ぎに甲子園へ入場。夕方6時頃まで、高校野球2日目の全4試合を観戦。

8日(木) 新大阪から朝7時過ぎの新幹線に乗車。今はなき競馬場の跡を訪ねて、山口・宇部、広島・中深川(なかふかわ)、同・五日市を探索。ついでに、JR呉線・矢野駅に立ち寄り、駅名標などを写真に収め、記念に入場券を購入。

9日(金) 午後の飛行機で新潟へ。ホテル到着後、この原稿を執筆、送稿。

10日(土) FM PORT「Go Race Go」と「ウイニング競馬」に出演した後、帰京。

 実は、5日のばんえい帯広競馬では、私が競馬場を後にした直後の第8レースで、“落そり”による放馬・競走中止と、そのあおりを受けた馬が隣のコースに入り進路妨害で失格という“珍事”が起きていました。

 その貴重な出来事を見損なっちゃったのはちょっと残念、なんて思っていたら、甲子園では履正社の1試合5ホームラン(チーム1試合最多タイ記録)や、星稜・奥川投手の94球完封などを目の当たりにしちゃいました。

 さらに、あの日は第2、第3試合が無失策試合だったんです。高校野球で両チームノーエラーという試合は、そう頻繁に見られるわけではありません。それが2試合も続くとは! かく言う私も、ノーミスの実況を2レース続けることなんて、まずできませんからね!?(究極の“自虐ネタ”!!)

 それはさておき、みなさんにお知らせが。「ばんえい競馬今昔物語〜世界でひとつの馬文化はこうして誕生した!」という本が、帯広のクナウマガジンから近日発売されます。北海学園大学の古林英一教授が執筆された本で、これを読めば、ばんえい競馬の歴史や仕組みなどがすべてわかります。ばんえいを知らない方はもちろん、よくご存知の方にもお読みいただきたい一冊。お近くの書店やインターネットでのご注文をよろしくお願いします!!

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矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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