【北九州記念】毎年考えるのはアイビスサマーダッシュのトラックバイアス

2019年08月13日(火) 18:00

馬場虎太郎

昨年は菱田裕二騎手騎乗のアレスバローズが重賞連勝を決めた。

「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアス(=馬場の偏り)をもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。トラックバイアスを加味した最終決断はウマい馬券にて公開予定。

トラックバイアスからの狙い目はアイビスSDで内枠だった馬

 北九州記念はサマースプリントシリーズの4戦目。例年、2戦目のCBC賞か3戦目のアイビスサマーダッシュを使っている組が出走馬の大半を占める。

 そして、凡走から巻き返して穴を出す馬が多いのは、アイビスサマーダッシュ組。

 アイビスサマーダッシュの行われる新潟芝直線1000mは圧倒的に外枠が有利。内枠に入ってしまった時点で、能力を発揮するのが困難になる。

 2017年も「前走アイビスサマーダッシュ」で1枠に入り9着と「トラックバイアスの不利」で敗れていたナリタスターワンが北九州記念では2着に巻き返した。14人気まで人気が落ちたのはおいしかった。

 同じくアイビスサマーダッシュでは2枠に入って「トラックバイアスの不利」で6着に敗れていたラインスピリットが15番人気で3着。アイビスサマーダッシュ組の人気薄が3着内に2頭好走して波乱を演出した。

 競馬は「トラックバイアスの不利」を狙えば儲かることを知っている人はおいしい馬券を手にした人も多いだろう。今年もアイビスサマーダッシュで「トラックバイアスの不利」を受けた馬を積極的に狙う。

前走アイビスSD組から北九州記念で恵まれそうな馬を狙う

 今年の特別登録馬で、前走アイビスサマーダッシュ組は・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

関連情報

新着コラム

コラムを探す