5つのダート重賞を制したベストウォーリアの全弟テイルウォーク

2019年08月21日(水) 12:00

●カインドリー(牝 美浦・田村康仁 父キズナ、母ダイワパッション)

 皐月賞馬エポカドーロ(父オルフェーヴル)の半妹。母ダイワパッションはフィリーズレビュー(GII)とフェアリーS(GIII)の勝ち馬。その父フォーティナイナーの影響が強かったようで早熟タイプのスピード馬だった。これにキズナを交配して誕生したのが本馬。半兄エポカドーロは父の重厚さと母のスピードがうまく融合して大物となった。

 キズナ産駒は基本的には芝中距離タイプだと思われるが、現時点で2歳種牡馬ランキングのトップに立っているように、気性面に由来する仕上がりの早さと軽いスピードも備えている。マイル前後の芝で本領を発揮するタイプだろう。

●サウンドトラック(牡 美浦・尾関知人 父オルフェーヴル、母アースサウンド)

 母アースサウンドは現役時代、ダート短距離でOPクラスまで出世し、全日本2歳優駿(Jpn1)で3着、兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)で2着などの成績を残した。500kg近い恵まれた馬格から繰り出す先行力はアメリカ血統から受け継いだもので・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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