【新潟2歳S】加速してからのスピードの持続力が求められるレース

2019年08月24日(土) 18:01

現時点のスピード持続力はジャスタウェイ以上か

 近年の新潟2歳Sの特徴は、知られるように前半はスローの流れから、長い直線に集中する後半勝負。最近10年のレース上がり3ハロン平均は、33秒83。馬場状態を問わず、勝ち馬の上がり3ハロン平均は「33秒04」に達する。これは切れ味というより、加速してからのスピードの持続力というべきだろう。

 最近10年で3着までに快走した30頭には、上がり32秒5(30頭中最速)で差し切った13年のハープスターを筆頭に、32秒台を記録した馬が8頭もいる。予想外に馬場が渋らないかぎり、後半の加速スピード能力を重視したい。

 新馬戦のあと大きく変わる馬もいるが、このコースの新馬1600mを上がり「32秒0」で快勝した牝馬ウーマンズハート(父ハーツクライ)は強気になれる。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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