ディープインパクトの後継種牡馬キズナが好発進!(辻三蔵)

2019年09月03日(火) 18:00

想像以上にスケールが大きい種牡馬の予感

 今年の中央競馬2歳リーディングサイヤーは、新種牡馬のキズナが首位独走。獲得賞金1億5540万円は2位ダイワメジャー(1億3068万円)、3位ディープインパクト(1億1829万円)を大きく上回る(データは2019年9月1日現在)。

 キズナ産駒は出走頭数1位のエピファネイア産駒(45頭出走)に迫る44頭がデビュー。

 晩成の印象はあったが、仕上がりの早さが目立つ。

 しかも勝馬頭数11頭はディープインパクト(12頭)に次いで2番目に多く、勝馬率25%はディープインパクト(勝馬率46%)、ダイワメジャー(勝馬率28%)に続いて3番目の高さ(出走頭数20頭以上に限定)。

 函館2歳S(GIII)で世代最初の重賞制覇を果たしたビアンフェ、コスモス賞(オープン)を制したルーチェデラヴィタと2頭のオープン馬を輩出。今は亡きディープインパクトの後継種牡馬として好発進を決めた。

 コース別成績では、JRA13勝中11勝が芝のレース。JRA全10競馬場中8競馬場を走破し、おぼろげながら傾向が見えてくる。

 短距離戦は芝1200〜1400mで5勝。競馬場の内訳は、・・・

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