【セントライト記念】ロベルト天国の菊花賞トライアル 18年はワンツースリー、16年はワンツー

2019年09月08日(日) 18:00

昨年はロベルト持ちが1〜3着を独占。中山で行われた15〜18年(14年は新潟)において馬券に絡んだ12頭のうち、ジェネラーレウーノとミュゼエイリアンは父スクリーンヒーロー、ディーマジェスティとゼーヴィントは母父ブライアンズタイム、レイエンダは母父シンボリクリスエス、グレイルは母母母父シルヴァーホーク、サトノクロニクルは母父インティカブと、実に7頭がロベルトの血を引いている。取り上げた5頭では、ニシノデイジー(父ハービンジャー)とリオンリオン(母父クロフネ)がロベルトの血を引く。(解説:望田潤)

オセアグレイト

 エルノヴァの甥でディーマジェスティやタワーオブロンドンのイトコで、名馬ジェネラスなども出る名牝系。母父バーリはセントジェイムズパレスS(英G1・芝8F)などに勝ちフィフスペトルの母父でもある。前走は福島を悠然と捲ったが、父を長手にしたような体型でバーリのナスキロ柔さも受け継ぎ、重厚なストライドで走るから本質的には大箱向きかも。ここは中山で高速馬場になってどう立ち回るか。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

ザダル

 母母マジックブロードはセリマS(米G3・ダ9F)勝ち馬で、ピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)勝ちインクルードの全妹にあたり、ターントゥタレント≒トゥーボールドの3/4同血クロス3×4を持つ。そこにレモンドロップキッド、トーセンラーと配されて、クロスがサドラーズウェルズ≒ヌレイエフ4×5だからナスペリオン的な斬れが武器。見た目はわりと父似だが、より東京向きの脚質といえる。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

タガノディアマンテ

 トゥザヴィクトリーなどと同牝系で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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