“惨状”を救ってくれた救世主が登場!

2019年09月07日(土) 12:00

大先輩の的中でちょっとしたハプニングも!?

 前回のコラムでご案内したウインズ新横浜のトークショー、来場された方々にはお楽しみいただけましたでしょうか?

 前日公開の当コラムで“ネタばらし”しちゃったものの、「競馬と鉄道」をテーマにした第1部はまぁまぁウケたように思います。

 でも問題は、札幌、小倉、新潟の第9レースの合間に小倉2歳Sと新潟記念を予想した第2部と、各場メインレースを観戦しつつお話しした第3部。私の馬券は全滅で、自分で言うのもおかしいですが最後は顔が引きつってしまいました。

 そんな“惨状”を救ってくれたのが、一緒に予想を披露した田中歩さんと佐藤美樹さん。どちらも、今春に放送した「ウマテツ!〜競馬と鉄道」で共演した方で、田中さんが小倉2歳S、佐藤さんが新潟記念の単勝を的中させて、トークショーを成功に導いてもらいました。誰も当たらないと盛り下がっちゃいますからね。ご両人には感謝しています。

 ところで、新潟記念が終わった後、ちょっとしたハプニングがありました。客席のほうから突然「矢野クン、当たったよ!」という声が聞こえてきたのです。

「誰だろう?」と思ったら、その声の主は杉山邦博さんでした。みなさんもご存知でしょうが、元NHKアナウンサーで、大相撲中継などに長く携わってこられた方。実は杉山さんは、私が在籍していた早稲田大学アナウンス研究会の創設者で、競馬実況アナウンサーの大先輩でもあるのです。

 ウインズ新横浜はご自宅から歩いて20分くらいなのでよく足を運んでいらっしゃるとのこと。「3連単(10万超え!)も当たっちゃったよ!!」と、満面の笑みで“ちん入”してこられました。私がハズしたレースを大当たりされたというのは何とも悔しいかぎりですが、大先輩、誠におめでとうございます!

 それにしても杉山さん、お元気ですよね。ウィキペディアで調べたところ、お生まれは1930(昭和5)年10月19日。あと約1カ月で89歳になられます。なのに、若々しくハキハキとお話しになる。マイクがなくても声は通るし、足取りもしっかりしているし。何を食べてどういう生活をしたら、杉山さんみたいにかくしゃくとしていられるのでしょうか?

 私のまわりには、ほかにもご健在の方々がいらっしゃいます。なかでも、杉山さんと、1937(昭和12)年2月生まれの“ギネスアナウンサー”吉田勝彦さん、1939(昭和14)年1月生まれの長岡一也さんは“TOP3”と言ってもいいでしょうね。ちなみに、あの杉本清さんも吉田さんと同じ1937年生まれ(誕生日は5日違い)です。

 そういう方々が何人もいらっしゃるということは、草野仁さん(1944年2月生まれ)や白川次郎さん(1945年11月生まれ)たちは中堅どころ(失礼!)、私なんぞはまだまだ“ひよっこ”でしょう?私がいつまでも若手でいられるように、みなさん長生きしてくださいね!

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矢野吉彦

テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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