2019年10月04日(金) 12:00
スプリンターズS、人気通りの結果となりましたね。
勝利したタワーオブロンドンですが、前回が札幌帰りの中1週での競馬で、そこから中2週となった今回。通常ですとハードかな?と思われるのですが、前回も今回も気持ちに余裕があり、走ることにストレスを感じていないケハイ。勝利もさることながら、その点が素晴らしいなぁーと感じました。
これは馬自身の個性もあるかもしれませんが、傍にいる人間が占める割合も大きいように感じ、改めて藤澤厩舎の手腕も感じる1戦でしたぁ。
一方、3着と負けたダノンスマッシュですが、枠が発表された瞬間、難しさが増したように思え本命にするのを控えましたが、4コーナー手前からの勝ち馬との並びと、ルメール騎手の追い出すタイミングの判断に、やはりダノンスマッシュは内枠ゆえの厳しさもでたレースだと思えました。とは言え、以前とは比べ物にならないほど非力な面が抜け、シッカリと地面を捉えた歩きに。成長を感じましたし、今後に期待ですね。
さていよいよ今週末は、凱旋門賞となります。
エネイブルが史上初となる3連覇を成し遂げるのか?はたまたスピードシンボリから50年、日本馬が悲願をなし得るのか?見所満載ですね。
先週、ルメール騎手とフィエールマンや凱旋門賞について話をしましたが、持久力が問われる1戦ゆえ長距離向きである点と、ママがフランスの産まれでフランスの重賞実績がある点、そして馬込みでも我慢できそうなメンタル面など、いろんな意味で面白みと手ごたえを感じていました。正直、エネイブルは強いとは思いますが、日本馬がどこまで自分の競馬ができるか?注目です。
さぁそして国内では毎日王冠・京都大賞典が行われますが、インディチャンプにおいては、先週の時点で、
「少しユルイかな…」と陣営がコメントをしていましたが、今週の朝1番の追いきりでは、併せたダンビュライトを待ち、最後は一気につきはなしての内容とシャープさも見受けられましたが、再度陣営に聞くと、
「先週の追いきりでガラッと良くなったけど、勝利した安田記念と比べると、まだユルサはあるかな…」と生野助手。本番は次。ここは7-8分の仕上げと見ます。
またペルシアンナイトにおいては、
「札幌の時よりは良くなってきたよね」と斉藤助手。
もともと叩かれてよくなるタイプですし、坂路調教に戻った方が調整しやすかったようです。
予想や馬券に関しては、開幕週ですしもう少し考えます。それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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