【毎日王冠】史上初の快挙に挑む3歳馬

2019年10月05日(土) 18:00

ストームキャット牝馬が秘めるパワフルなスピード能力に…

 今年第70回目。同日の「京都大賞典」とともに、秋のGIシリーズに直結するもっともランクの高いGII。遠い時代を含め3歳馬の勝ち馬は計10頭。競走体系が少々異なった資源の乏しい時代には、3歳の勝ち馬が多くいたが、過去30年ではわずか2頭にとどまる。史上、その年の日本ダービー馬と、2着馬は勝った記録はない。理由は明白、菊花賞を目指すのがふつうだから…。

 探すと、今年のダノンキングリー以前には、1995年の皐月賞馬で、日本ダービー2着のジェニュインが1番人気で出走したが、6着だった。ただし、ジェニュインは続く天皇賞(秋)をハナ差の2着している。

 人気のダノンキングリーには、史上初の「日本ダービー連対3歳馬」の勝利がかかっている。皐月賞が0秒0差。日本ダービーも0秒0差の同タイム。ともに心もち距離が長かった印象があり、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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