2019年10月14日(月) 18:13
▲デビュー時は336kg、菊花賞に登録したメロディーレーン (撮影:大恵陽子)
マキバオーは実在した!―― そう思わせる勝利でした。9月28日、阪神6Rで2勝目を挙げたメロディーレーンは338kgの小さな女の子。500kg超えの競走馬が珍しくなくなった現代において、自身が持つJRA最少体重優勝記録を更新しました。漫画のキャラクターさながらで、「心臓と肺が強い」というメロディーレーンの素顔とは? 管理する森田直行調教師にお話を伺いました。
(取材・構成=大恵陽子)
――メロディーレーンが2勝目を挙げました。おめでとうございます!
森田直行調教師(以下、森田師) ありがとうございます。
――森田師は28年にわたり厩務員をご経験されてこられましたが、300kg台で入厩する馬は多いのでしょうか?
森田師 他の厩舎にはいたのかもしれないですが、私が担当した中では380kgくらいが最も小さかったかなと思います。
▲前を歩くのは僚馬のダイメイプリンセス、母娘くらい大きさが違うのが一目瞭然 (撮影:大恵陽子)
▼過去に出走した馬体重の軽い馬(※350kgまで、メロディーレーンは除く)
350kg シンセイロベルト・牝3 (1989/9/16 3歳未勝利・ダ1200m)
――メロディーレーンは336kgでデビューしました。これまでで印象に残っているレースはどれですか?
森田師 3戦目に3着にきた時でしょうか。
――デビューから2戦はワンターンの1600mと1800mでしたが、3戦目はコースをぐるっと1周する2000mに距離延長をされましたね。
森田師 小さかったので初めは1600mくらいで、と考えていました。でも、母親(メーヴェ)が2000m以上で勝っていたので、一か八かで2000mを使ったんです。そしたら3着にきてくれました。
――その時は減量特典(3kg減)のある三津谷隼人騎手が騎乗していました。
森田師 オーナーサイドが「小柄だから減量騎手で」ということでした。その後、一旦は減量のない騎手が騎乗したのですが勝ちきれず、「もう1回、減量騎手で」と8戦目で三津谷騎手が再び乗りました。
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