2019年10月10日(木) 19:00
こんにちは、むねひろ よしたかです。
先週水曜日(2日)に大井競馬場で行われた東京盃で藤田菜七子騎手がコパノキッキングで重賞初制覇。力は確かに抜けているメンバー構成となりましたが、果敢に先行しての押し切りとなりました。
その勢いを見るかのように、土曜日の新潟で4勝・日曜日も1勝し、1週間で5勝。素晴らしい活躍を見せています。
凱旋門賞では3頭の日本馬は全く通用しませんでしたが、チャレンジしないことには好結果に繋がりません。経験することによって一歩ずつ前進していきます。
◆秋華賞
ターゲット馬→カレンブーケドール
(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
前走の復帰緒戦の紫苑Sは『3』着に敗れましたが、スタートでトモを落として若干の出負け。それでも機動力を見せて外枠からでも好位置をキープしました。既に賞金を持っており本番への出走は確定しただけに、完全に前哨戦という意味合いの中での0.1秒差。最後に力尽きたのは仕上がりの差でしょう。全く悲観するような敗戦ではありませんし、今回は叩かれた上積みはしっかり期待出来るでしょう。
オークスで見せた持続力から、直線の短い内回りコースは歓迎出来ます。あとは、初めてとなる関西への長距離輸送と、全く未知である道悪をこなせるかどうかです。
なお、輸送に関しては『普段から落ち着いているから問題ない』と陣営はコメントしています。
ターゲット馬→クロノジェネシス
ただ、2400mのオークスは0.4秒差・『3』着。ここでも馬券圏内は確保しましたが、内容には不満を覚えました。それだけに、今回の2000mは好感が持てます。
東京のアイビーS・クイーンCで上がり32.5・33.1秒をマークしているだけに軽い芝は大歓迎ですが、直線の短いコースはプラスには働きません。今回はブッツケ本番となりますが、『休み明けは苦にしないタイプ。それに前哨戦を使わない方が次のエリザベス女王杯へ向けて消耗が少ないという判断』と陣営はコメント。次の方が狙いと聞こえるだけに、その分ここは割り引いて考えたいところです。
なお、新馬戦ながら「稍重」は経験して勝っており、多少の道悪ならば問題ないことは示しています。
ターゲット馬→ダノンファンタジー
(c)netkeiba.com
復帰緒戦となった前走のローズSは、レースの上がりが33.4秒という決め手勝負に緩い流れでもしっかりと折り合いが付いていましたし、1:44.4でレコード勝ちしました。前哨戦としては文句ない好内容です。
今回の2000mへの距離延長はプラス材料としては働きませんが、2400mのオークスでも0.5秒差・『5』着に踏ん張っているだけに、こなして何らおかしくありません。
なお、前走が野芝のみを使用された馬場レベルだっただけに、オーバーシードとの差はあるものの軽い芝は問題ありません。なお、これまで「良」しか経験がなく、道悪は心配材料となります。
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棟広良隆
日本屈指の理論派で、高配当馬券に注目する“競馬穴リスト”。馬場レベルを基本とする『激走レンジ<range>』を駆使するのは既に有名だが、『馬券の買い方』についてもこれまで世になかったメカニズムを発表し、第一人者となる。グリーンチャンネル『KEIBAコンシェルジュ』でも活躍中。主な著書に『同じ予想でプラスになる人、ならない人』など。 公式ホームページ名は『ムネヒロネット』。
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