2019年10月18日(金) 12:00
先週は台風で東京が中止、そして代替競馬が行われるという形に。
また日曜日も関東での場外発売ができないということで、その影響は大きかった様子。
そして何よりも心が痛むのは、多くの方の命が失われ、今もなお復旧作業が続いている状況…。
私は月曜日から水曜日まで東京でしたが、大井競馬に出走している川崎所属の馬たちは、朝のトレーニングで使う多摩川沿いの調教コースが壊滅となり、毎朝、馬運車で川崎競馬場まで運んで調教されているとのことでした。
近年、災害の頻度や被害が甚大に…。
命や日々の生活が失われていく状況に胸が苦しくなると同時に、これだけいろいろな事が起きる状況に危機感が募りますし、十数年前に学者の方々が声をあげて心配をされていた温暖化の影響もあるとするならば、反省すべきこともあるように思え、複雑な気持ちになります。皆さんはどう感じていらっしゃいますか…?
話を競馬に戻しますが、先週の秋華賞で驚いたのは当日の馬場状態。
前日の大雨でグチャグチャ馬場を想像していましたが、芝丈が短かったことと風が吹いていたこともあり、かなり乾いていました。
手で触っても、シンナリする程度でジョッキーたちも乾きの速さに驚いている状況。
また勝利したクロノジェネシスは休み明けでの+20キロ増。しかも圧勝劇。
個人的には今の時代を象徴しているように改めて思えましたし、今後、この傾向は強まっていくように思えます。
さぁ今週は菊花賞となりますが、枠がでて魅力が増したのは内目の馬たち。
戦歴の浅さは気になりますが、ザダルのポテンシャルは高いと感じますし、内枠はプラスに働く気がします。同じ観点で言えばニシノデイジーも内目の枠に入ったことでアナドレナイ存在に。
そして個人的に気になっているのが、京都コースということと春の厳しかったローテとは違うレッドジェニアル。
陣営も、「カイバも良く食べているし、体に余裕がある分、やりたい調整で臨めているのが大きく、その点が春とは違いますね」と森田助手。
また以前と違うと言えば、ワールドプレミア。ソエも完治。中間に騎乗している安田助手は、「1週前に豊さんで追いきってから、より背中が使える動きになっている」と話されており、もちろんまだまだトモの成長など良くなる余地はあるものの、これまで見てきた中では1番のデキのようにも。それだけに楽しみです。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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