菊花賞は実績や前走の内容を素直に評価すべし

2019年10月19日(土) 20:00

 前回10月14日のWIN5は833万5260円の配当で決着。3レース目の国立特別(東京10R)こそ単勝2番人気のアンリミットが優勝を果たしたものの、残る4レースを制したのはいずれも単勝4〜6番人気の伏兵でした。上位人気馬の大半が勝ち切れなかったわけで、悔しい形のハズレに終わった方が多いかもしれません。

 もっとも、単勝支持率通りに残り票数が減っていったと仮定した場合の配当理論値は約1304万円で、実際の配当はその3分の2程度。人気サイドの馬が多く敗れた回であっても、超人気薄の勝利がなかった場合は理論値を下回る配当になりがちです。

「負けそうな人気馬」を見抜くことも当然重要ですが、WIN5ならではの妙味ある配当を狙うならば、「勝ちそうな超人気薄」を見逃さないことの方が大事だと思います。

 明日10月20日のWIN5は総出走頭数が78頭、総組み合わせ数が85万5360通り(土曜12時現在)というレース構成になりました。このまま出走取消等がなければ、2019年に入ってから3番目に総組み合わせ数の多い回。大半のプレイヤーにとっては、どのレースを思い切って絞り込むかが最大のポイントになるでしょう。

◆ブラジルCは近走成績の良い関西馬を重視したい

 1レース目は3歳以上3勝クラスの甲斐路S(東京10R)。少頭数ながらも比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

 2レース目は3歳以上3勝クラス、ハンデキャップ競走の桂川S(京都10R)。3歳のアイラブテーラー・ジュランビルあたりが注目を集めそうです。

 3レース目は3歳以上3勝クラスの北陸S(新潟11R)。前走で2着に好走したテーオージーニアス、実績上位のメイショウサチシオらが上位人気グループを形成すると思います。

 4レース目は3歳以上オープン、ハンデキャップ競走のブラジルC(東京11R)。重賞戦線で健闘してきたサトノティターン・テルペリオンあたりに支持が集まるでしょう。

 5レース目は3歳GIの菊花賞(京都11R)。土曜12時の時点ではヴェロックスの人気がやや抜けており、ニシノデイジー・ワールドプレミアが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2019年10月20日版]

1位 京都11R 13.ヴェロックス
2位 東京10R 11.ミスティックグロウ
3位 京都10R 10.ジュランビル
4位 東京11R 1.テルペリオン
5位 新潟11R 5.アヴァンティスト
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 新潟11R 9.メイショウサチシオ
7位 新潟11R 12.スビールアスール
8位 東京11R 9.メイプルブラザー
9位 京都10R 2.フレッチア
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 東京10R 10.ウインガナドル
11位 京都11R 5.ワールドプレミア
12位 新潟11R 15.リュウノユキナ
13位 東京11R 13.サトノティターン
14位 京都10R 12.アイラブテーラー
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 東京10R 4.シュヴァルツリーゼ
16位 京都11R 7.ヒシゲッコウ
17位 新潟11R 13.シアーライン
18位 新潟11R 1.テーオージーニアス
19位 東京11R 4.ホーリーブレイズ
20位 東京11R 10.カラクプア
21位 東京11R 3.サトノプライム
22位 京都10R 15.エイティーンガール
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 京都10R 7.ホープフルサイン
24位 東京10R 9.スリーマキシマム
25位 京都11R 15.ホウオウサーベル
26位 京都11R 3.カリボール
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目の菊花賞(京都11R)は前走好走馬が強いレース。「前走の着順が4着以下だった馬」は2013年以降[0-1-1-46]と勝ち切れていません。また「出走数が9戦以上だった馬」は2013年以降[0-2-0-40]。キャリアが豊富過ぎる馬も過信禁物です。

 さらに「“JRA、かつ2400m、かつGI・GIIのレース”において4着以内となった経験がない、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下だった馬」は2013年以降[1-1-0-49]。面白そうな馬は何頭かいますが、やはりまずはヴェロックスを素直に押さえるべきだと思います。

 4レース目のブラジルC(東京11R)は中央場所や中京のレースにおける実績がポイント。「“同年、かつ東京・中山・京都・阪神・中京、かつ3勝クラス以上、かつ出走頭数が11頭以上のレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-0-4-47]と苦戦していました。

 また「調教師の所属が美浦だった馬」も2013年以降[0-3-0-27]と優勝例なし。今年のメンバー構成ならテルペリオン・メイプルブラザーあたりを重視すべきでしょう。

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伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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