【アルゼンチン共和国杯】今秋の東京では初めてのケースになりそうで注目したい穴馬がいる

2019年10月29日(火) 18:00

馬場虎太郎

2018年は中団から差し切りを決めたパフォーマプロミスが勝利(撮影:下野雄規)

「ウマい馬券」で4年連続プラス収支(回収率100%超)を叩き出す馬場虎太郎氏が、トラックバイアスをもとに馬場を分析。その結果をベースに週末のレース傾向を展望し、主に日曜メインレースの「注目の1頭」を紹介していく。

今開催の東京芝コースは走りやすい馬場に

 今秋の東京開催はここまで全ての週において、金曜以降にまとまった雨が降っている。

 先週の東京もJRA発表によると金曜の降水量は約93mm。馬場が悪化することは免れないほどの多量の雨量だった。

 しかし、土曜朝のJRA発表馬場発表は「稍重」。私が独自に判定している馬場コンディションでは1Rの時点から「稍軽い」状態。

 9日間の開催が雨の影響を受けているにもかかわらず、芝の見た目も、ここまでの競馬開催を消化したとは思えないほど良い。芝の傷みがほとんどみられないように見える。台風などの厳しい気候状況でも「馬が走りやすい馬場」を維持できる東京芝コースの馬場管理技術は素晴らしい。

 私もこの馬場の作りを読んで、天皇賞秋も的中。当コラムで推奨したダノンプレミアムも2着に走った。

 今開催の東京芝は雨が降っても乾きが早いことはもちろん、多少湿っていても路盤はグリップが利く。走りやすい馬場のため、勝ち時計も速くなる。

今秋の東京では最も軽い馬場に

 今週は水曜から日曜にかけての天気予報も良好。この秋では初めて雨の影響をうけない乾いた馬場での開催となりそう。これまでよりもさらに軽い馬場コンディションになる。・・・

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馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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