【レース回顧】サトノダムゼルでの秋華賞、カウディーリョでの菊花賞を回顧

2019年10月29日(火) 18:02

「Road to No.1」

▲ミルコ騎手が秋華賞と菊花賞をレース回顧します (C)netkeiba.com

今週のテーマは「GIのレース回顧」。3連勝中のサトノダムゼルで挑んだ秋華賞(13着)と、テン乗りのカウディーリョで挑んだ菊花賞を自身で振り返ります。また、サトノダムゼル、カウディーリョともに、美浦の堀宣行調教師の管理馬。ミルコ騎手が普段から感じている、堀調教師の素顔も明かします。

(取材・文=森カオル)

馬のことが大好きな堀先生のために

──秋華賞は、3連勝中のサトノダムゼルで挑んで13着(7番人気)。

ミルコ うん、ちょっと残念でしたね。心のなかには、「ちょっと疲れているかな…」という心配もあったけど、返し馬の行きっぷりがすごく良くて、状態も心配ないと思った。だけど、スタートの前はいつもよりテンションが高くて、スタートがちょっとね。

「Road to No.1」

▲秋華賞、勝ったのは北村友一騎手のクロノジェネシス (C)netkeiba.com

──後方からの競馬になりましたが、やはり前に行く競馬をイメージされていた?

ミルコ はい、イメージしていました。でも、テンションが高かったから、無理はしませんでした。それに、あの馬場にしては道中のペースが速かったね。だから、結果的にいいポジションに付けられたなと思ってた。

──4コーナーでは、ちょっと外に振られる不利もあって。

ミルコ ああ、外に出したときにちょっとだけ。確かに少しぶつかりましたけど、和田くん(シゲルピンクダイヤ3着)の馬はすごく手応えが良かったし、あそこでぶつかったことは言い訳にはならないですね。僕の馬は、あの時点でもう苦しかったから。

──行きっぷりということでは、4コーナー手前でムチを入れてましたものね。
・・・

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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