2019年11月24日(日) 18:00
ゴールドドリーム(母父フレンチデピュティ)、サウンドトゥルー(父フレンチデピュティ)、テイエムジンソク(父クロフネ)、アスカノロマン(母母父デピュティミニスター)、ローマンレジェンド(母父オウサムアゲイン)と、デピュティミニスターの血を引く馬がよく馬券に絡むレース。サンビスタやウェスタールンドもデピュティミニスターの父ヴァイスリージェントの血を引く。他ではキングマンボやフォーティナイナーの血を引く馬の活躍も目立つ。(解説:望田潤)
インティ
フロリダダービー2着ブルーバーナーなどが出る牝系で、母キティはJRA4勝(ダ1700-1800)。父ケイムホームはタガノトネールやヒザクリゲなどを出すスピード型。ゴーンウエストとアフリートとストームキャットのスピードを活かした配合で手先は軽いが、後駆や飛節はアリダー的に強靭だ。アフリートの血を引くので揉まれると淡白なレースになってしまうが、フェブラリーSのように気分よく先行ならスピードで圧倒。時計勝負は歓迎。
距離◎ スピード◎ 底力○ コース○
ウェスタールンド
ミクロコスモスの半弟でコズミックフォースやアンティノウスの叔父。母ユーアンミーはフォワードギャルS(米G3・ダ7F)勝ち馬。その母アーキミリオネアはシボレット≒コクリシュのニアリークロス3×1を持つ。母方のカナダ血脈のパワーとボールドルーラー的機動力で走るので、東京マイルだと直線が長く末脚が続かないが、コーナー4つの1800でコーナリングの良さを活かせば昨年2着の再現も。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
ヴェンジェンス
さかのぼるとトウショウボーイなどと同じソシアルバターフライに辿り着く牝系。このブルートウショウの分枝からはフロンテアクイーンなどが出る。母スペシャルクインは・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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