2019年11月24日(日) 18:00
中山芝3600のマラソンレースで、13-14年はゼスペラードが連覇、15-17年はアルバートが3連覇。上位入線馬の血統をチェックすると、ノーザンテースト、トニービン、ロベルトの血を引く馬が目につく。アルバートはノーザンテーストとトニービン、デスペラードはブライアンズタイムとトニービン、フェイムゲームはトニービンとノーザンテースト、カムフィーはノーザンテーストとリアルシャダイを持つ。昨年も父ハーツクライのアドマイヤエイカンが2着で、母父ブライアンズタイムのモンドインテロが3着だった。(解説:望田潤)
アルバート
インティライミやサンバレンティンの甥で、アロマティコやアンデスクイーンも近親。母母アンデスレディーがハイペリオン4・5×7、父の母ベガがハイペリオン4・6・6×5、父父の母フォールアスペンがハイペリオン3×4。父母からハイペリオン的スタミナを受け、それが完全開花してからは長距離王の座にずっと君臨してきた。長欠明けの京都大賞典は大敗を喫したが、さすがにピークは過ぎた感も。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
ヴァントシルム
ショウナンラグーンの半弟で、母母メジロドーベルはオークスと秋華賞とエリザベス女王杯(2回)に勝った名牝。メジロ牝系でも屈指のスタミナを誇り、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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