2019年11月27日(水) 18:03
▲日本一元気な42歳 “和田竜二”を大解剖! (C)netkeiba.com
「日本一元気な42歳 “和田竜二”を大解剖!」をテーマにお送りしている対談。今回は、ファンの間でも有名な“宴会部長”としての一面を掘り下げます。
ジョッキーの新年会や、騎手会の旅行の宴会もプロデュースしている和田騎手。演目は和田騎手がひとりで考え、衣装を手作りしていたこともあったそう。まさに、自他共に認める宴会のプロ! それだけ力を注ぐのは、新人騎手への優しい想いがありました。
(取材・構成=不破由妃子)
──和田さんがテイエムオペラオーで皐月賞を勝ったのは、佑介さんが13歳のとき。すでにジョッキーを目指していた頃ですが、当時の競馬界にはどんなイメージを持っていますか?
佑介 テイエムオペラオー、ナリタトップロード、アドマイヤベガのあの年は、僕が一番、競馬にのめり込んでいた時期です。
確かオペラオーが勝った皐月賞だったと思うんですが、高速を走っているときにレースの時間になってしまって、わざわざサービスエリアに車を停めてもらってレースを観たんです。画面に向かって、「和田ー!」って叫んでました(笑)。
和田 ああ、聞こえた、聞こえた(笑)。
▲テイエムオペラオーが勝った1999年の皐月賞、内が3着のナリタトップロード (撮影:下野雄規)
佑介 三者三様の3強がいて、クラシックをひとつずつ分け合うなんてなかなかないじゃないですか。だからとにかく面白くて。(安田)康彦さんのことは小さい頃から知っていたので、オペラオーとメイショウドトウの対決とかも、すっごい興奮して観てましたね。
和田さんとは面識はありませんでしたが、若いジョッキーだっていうことは知っていたから、すごい人だなぁと思ってました。
──その“すごい人”が、実は宴会部長としても辣腕を振るっていることをデビューしてから知るわけですね。
佑介 そうです。デビューした頃は、逆に宴会部長のイメージしかなかった(笑)。普段は物静かなのに、お酒が入ると急に壊れる、みたいな。もうね、ギャップが激しすぎて(苦笑)。
和田 俺、酒はあんまり関係ないで。騒げる場にいたら騒ぐ、というだけで。
佑介 それにしても、和田さんほどギャップの激しい人はなかなかいませんよ。宴会のときの和田さんを見て、「めっちゃ面白い先輩やなぁ」と思うじゃないですか。
でも、翌朝「おはようございます!」って挨拶すると、チラッとこっち見て頷くだけだったり(笑)。「えーッ! 夕べのアレはなんやったんや…」ってなりますもん。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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