2019年11月29日(金) 12:00
まずレイデオロですが、パドックではこの2戦とは違う状態に思えイチオシ馬に挙げましたが、返し馬で掛かる姿を見て厳しさを感じ不安に…。
そしてレースでは、ユルイ馬場がダメなのか?もしくは精神的にこういった状況がダメなのか?全く走らない形に。
下のレイエンダもそうですが、この一族は、一筋縄ではいかない難しさがあるように改めて感じました。表現が正しいかどうかは分かりませんが、条件や状況が整わなければならないような。
一方のスワーヴリチャードですが、こちらはこのコラムでも書きましたが体は抜群の仕上がり。その一方でチークがどうでるのか?特にゲートの課題があるだけに心配をしましたが、ほぼ五分のスタートが切れ、最後は頭の高さと舌を出しながら走るスワーヴを、全身を使って追うマーフィー騎手の姿が実に印象的でした。本当にコース取りも含め、さすがの騎乗でした。
さて今週末は中京競馬場でチャンピオンズCとなります。
栗東馬、どの馬も個々に調子の良さが目立ちました。それだけにどの馬を挙げようか?馬券に絡めようか?迷ってしまうほど。
まず無敗で挑むクリソベリルですが、これまではユルサの目立つ大型馬でしたが、今回はまるで別馬。担当の濱田助手も、「ユルサがとれたのか、乗っていて弾むようなフットワークになっている。本当に良いよ。これまでとは違う」と楽しみしかない様子。
しかも体を見ると、メリハリあるボディーとなりシャープな印象に。しかしそれでいて何と体重は20kg増。これまでのレースを見ると、少し勝負所でモタモタとしそうなイメージで、このメンバーに入ってはその点が心配でしたが、今回の体であれば反応もできそうな雰囲気すら感じます。
また対するオメガパフュームも、華奢な体付きが消え完成の域になりつつある印象ですし、インティも「過去最高のデキ」と野中師。そしてゴールドドリームも久々にピリッとしたケハイなのです。枠も考慮し、ギリギリまで悩み考えます。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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