【チャンピオンズC】無敗の3歳馬を歴戦の古馬が迎え撃つ

2019年11月29日(金) 18:00

前走は不利、展開次第では怖い存在

 今年のチャンピオンズCは3歳馬クリソベリルが1番人気になりそうな一方で歴戦の古馬がこれを迎え撃ち、なおかつ古馬の新興勢力もいるという面白い顔ぶれとなった。

 3歳馬クリソベリルはここまで負け知らず。クリソライトよりも一回り上のレベルで活躍できそうな雰囲気を持っている。ダート路線の3歳馬は古馬と交わるタイミングで失速することもあるが、この馬は前走の日テレ盃も楽勝だった。日テレ盃の相手関係は正直楽だったとは思うが、勝ち方を考えればそこは相殺して見ることができるだろう。

 JBCクラシックの1、2着馬も参戦する。チュウワウィザードはここまでキャリアのすべてで3着以内。自在性のある馬で、展開に左右されないのも強みだ。今回は枠順からもある程度前に行くかと思われるが、テンの流れが速くなったときだけが少し心配。4走ぶりの1800mでもあるし、まずは落ち着いた流れになることを祈り、その中で好位を取りたい。

 オメガパフュームは本当にクビの上げ下げというか、勝ったかと思うような2着だった。・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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