2019年12月01日(日) 18:00
中京芝2000mで行われるハンデ戦で、17年から施行時期が3月から12月に移った。ギベオン、サトノノブレス、ディサイファ、マーティンボロと、過去5年でディープインパクト産駒が4勝している。他ではヌレイエフやサドラーズウェルズを持つ馬の好走も目立つ。取り上げた5頭では、アイスバブルとサトノガーネットがディープインパクト産駒で、アイスバブルとカヴァルがヌレイエフ、タニノフランケルがサドラーズウェルズの血を引く。(解説:望田潤)
アイスバブル
グリュイエールの全弟で、ディープインパクト×ミスパスカリのポポカテペトルやマウントロブソンとは3/4同血の間柄。母母ミスパスカリはクロフネの半妹でマーメイドS3着。ディープ×キンカメはワグネリアンやデニムアンドルビーと同じ。ザ・金子血統ですな。母系にキンカメとゴーンウエストが入るので、戦績どおりの大箱向き中距離馬だが、きょうだいの中では最も長距離寄りで持続型の印象。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
カヴァル
ファドーグの半弟でメイケイペガスターのイトコで、サウンドガガなども近親。エイシンフラッシュ産駒はオリオール由来の気難しさがあり、ジェシーやコスモイグナーツのようにハナを切って気分よく走ると激走するが、本馬はいずれも差し切りの3連勝でオープン入りを果たした。とはいえ、・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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