チャンピオンズCはJRAの重賞における実績が重要

2019年11月30日(土) 20:00

 前回11月24日のWIN5は73万6250円の配当で決着。前々回11月17日に引き続き、優勝馬5頭はいずれも単勝3番人気以内の支持を集めた馬でした。もっとも、単勝オッズ4倍未満の支持を集めていた5頭はすべて2着以下に敗れましたし、もともと混戦模様のレースが多かったので、狙って的中させたプレイヤーにとっては十分な配当だったかもしれません。

 今年も残すところ1か月となりましたが、2019年下半期(7月7日以降)のWIN5は、これまでのところ堅い決着が目立っています。全22回のうち、一千万円を超える配当が飛び出したのは10月6日(1104万5240円)の1回だけ。2019年上半期以前は450回中114回、割合にして約25%の回が的中なしか一千万円を超える配当でしたから、それなりに珍しい事態と言えるでしょう。もうしばらくこの流れが続くのか、それともそろそろ「揺り戻し」が来るのか――といった部分にも注目しておきたいところです。

 明日12月1日のWIN5は総出走頭数が56頭、総組み合わせ数が15万8400通り(土曜12時現在)。このまま出走取消等がなかったとしても総組み合わせ数は史上11番目の少なさで、的中確率の高い回となりました。

◆ラピスラズリSは実績馬とコース適性の高い馬が狙い目

 1レース目は3歳以上2勝クラスの名古屋日刊スポーツ杯(中京10R)。外国所属騎手の騎乗するエレクトロニカ・コーカス・ジャックローズあたりが注目を集めるのではないかと思います。

 2レース目は3歳以上2勝クラスの猪名川特別(阪神10R)。少頭数ながらも比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

 3レース目は3歳以上オープンのラピスラズリS(中山11R)。実績上位のナックビーナスらが上位人気グループを形成しそうです。

 4レース目は3歳以上GIのチャンピオンズC(中京11R)。土曜12時の時点ではインティ・オメガパフューム・クリソベリル・ゴールドドリーム・チュウワウィザードに支持が集まっていました。

 5レース目は3歳以上3勝クラス・ハンデキャップ競走の逆瀬川S(阪神11R)。戦績に安定感のあるシンギュラリティらが人気を集めるでしょう。

[伊吹式WIN5ランキング 2019年12月01日版]

1位 阪神11R 10.レッドガラン
2位 中京11R 3.チュウワウィザード
3位 阪神10R 4.トウカイオラージュ
4位 中山11R 7.ナックビーナス
5位 中京10R 9.コーカス
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中京10R 7.エレクトロニカ
7位 中山11R 8.アルマエルナト
8位 阪神10R 9.ガゼボ
9位 中京11R 4.インティ
【以上すべての馬を買うと16点買い】

10位 阪神11R 1.グロオルロージュ
11位 中京10R 3.ジャックローズ
12位 中山11R 5.キングハート
13位 阪神10R 10.インヘリットデール
【以上すべての馬を買うと108点買い】

14位 中京11R 6.オメガパフューム
15位 阪神11R 3.レッドラフェスタ
16位 中京10R 6.ブラックジェイド
17位 中京10R 5.ケージーキンカメ
18位 中京10R 4.トーセンスーリヤ
19位 中山11R 1.アンフィトリテ
20位 中山11R 9.ハウメア
21位 中山11R 2.ラヴィングアンサー
22位 阪神10R 5.ラミエル
【以上すべての馬を買うと1296点買い】

23位 阪神10R 7.マッスルマサムネ
24位 中京11R 11.ゴールドドリーム
25位 中京11R 9.サトノティターン
26位 阪神11R 5.シンギュラリティ
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 4レース目のチャンピオンズC(中京11R)は、JRAの重賞を主戦場としてきた馬やJBC競走を使った馬に注目したい一戦。「“同年、かつ中央場所、かつ重賞のレース”において連対経験がない、かつ前走のレースがJBC競走以外だった馬」は2014年以降[0-0-1-23]と苦戦しています。また「馬番が10〜16番だった馬」は2014年以降[0-2-1-29]、「前走の条件が“国内のレース”、かつ前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は2014年以降[1-1-0-24]。外寄りの枠に入った馬、極端に先行力が低い馬も信頼できません。今年のメンバー構成なら、インティ・チュウワウィザードの2頭を重視したいところです。

 3レース目のラピスラズリS(中山11R)は実績やコース適性を素直に評価した方が良さそう。「“前年以降、かつJRA、かつオープンクラスのレース”において優勝経験がない、かつ“前年以降、かつ中山芝1200m外、かつ3勝クラス以上のレース”において優勝経験がない馬」は2014年以降[0-0-0-31]でした。また「前走のレースが“京阪杯”以外、かつ前走の着順が9着以下だった馬」も2014年以降[0-0-0-24]と好走例なし。コース適性が高いアルマエルナト・ナックビーナスを高く評価すべきでしょう。

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伊吹雅也

競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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