2019年12月10日(火) 18:00
圧巻の逃走劇で、4番人気のレシステンシアが2歳女王を戴冠。来春のクラシックが楽しみになる勝利だった
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は4、6、3番人気と上位人気での決着ながら、好配当となった阪神JFを的中させた予想家を取り上げます。近年はノーザンファーム生産の人気馬を中心に堅く収まっている傾向のなか、彼らはなぜ2頭の無敗の人気馬を軽視し、伏兵の台頭を予見できたのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、奥田隆一郎氏です。離された4番人気で優勝を果たしたレシステンシアを、「直結コースである京都芝1400m外のファンタジーS制覇でコース適性が高い」と本命に。もちろん、単に直結コースというだけでなく、ハイペースで流れるなか「レシステンシアだけは4コーナー2番手から押し切り、レース内容を評価できる」と、前走を吟味したうえでの支持は説得力がありました。
コース適性と前走のレース内容から抜擢した本命が、ズバリ的中した
二人目は馬剣師・匠氏です。人気3頭を評価しつつも、「まだ気まぐれな2歳牝馬」ということで絶対視を避けるところからの予想をスタート。そして、1番人気のリアアメリアは「アルテミスSは強い勝ち方をしていたものの良い勝ち方とは言いがたい」、2番人気のウーマンズハートは「新潟2歳Sを強い勝ち方した程度で1〜2番人気のオッズをガッツリ買えるほど期待値は高くない」などと、それぞれ読み応えある見解を提示して両馬を軽視。
圧倒的な人気にとらわれることなく、前走の内容を重視し、馬の本質を見抜いたことが的中につながった
師走の中山開催も2週が経過。22日の有馬記念、そして翌週のホープフルSと暮れの大一番が続きますが、そこでチェックしておきたいのが今年、中山で好成績を残したプロ予想家たち。
なかでも、倉本匠馬氏は先週までの時点で、中山における成績が100万超えのプラス収支で、回収率151%をマーク。まさに“中山の鬼”ともいえる成績を残しています。残り3週となった暮れの中山開催で、懐を温めてくれる力強い味方になりそうです。
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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